適当で自由な人のブログ

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マルタ留学します

大学院入試に専念するために仕事を辞めたのはいいものの、10月上旬に合格が決まってから、次年度の4月までは暇になる。仕事がないと好きなことできて最高!と思っていたが存外に暇!!勉強するかジムに行くかゲームするか映画観るかしかない…


まあ仕事を年度途中からすればいいわけではあるが、せっかくのフリーな半年間だ。何もせずに家で死んでいる訳にもいかない。なんかしないとなぁと思い、学生時代に出来なかった留学をすることにした(唐突)。教師を目指す身としては当時に留学をしたかったのは山々だったが、私が学生の頃は家計がかなり厳しい状態だったので両親にお願いするわけにもいかなかった。まあ日本の中学や高校なんかで教えられる英語なんてものは結局は大学入試のためのものなので、「日本で生徒に英語を教える」ことに重きを置けば留学で得られる知識や観点は特に必要ないと思う。故に英語科の教員になる=留学が必須とも思わないので、自分でなんとかして教員になれた。


話がそれたが、学生時代にできなかった留学をしてみるというのは夏ごろから決めていたので、合格が決まった数日後にエージェントに連絡を取った。
仲介手数料を取らずに学校や現地の情報を教えてくれるエージェントだったので非常にありがたかった。通常なら5千円とか何万とかかかるのかな…
どうせならアメリカとかイギリスとかの本場で!と思ったが資金が足りない。悲しい。世の中金ですわ。


ということで条件として
①授業料が安い
②物価も安い
③滞在費もこれまた安い
④行ったことない国


まあ誰もが思うことではあるが、授業の質がお粗末でなければ安いに越したことはない。パッと頭に浮かぶのはフィジーやフィリピンだ。現地での生活費、授業料共に非常に安い。そのあたりに日本人が多いことは以前から耳にしていたし、日本人はスピーキングが上手くないので話す相手として不足しそうなので却下(本音は南国に行って毎日浜辺でだらだらしたかった。東南アジアならお酒も安いし)。うーんと頭を悩ませているとふいに大学時代の友人がマルタに留学していたことを思い出した。脳内に出てきてくれてありがとうK君。


連絡を取って「マルタどうだった?」と尋ねると、「小さい島だし1ヵ月以内だと飽きないと思うけどそれ以上はねぇ」という非常に消去的な返事。やめとけよ~的な波動を感じたが、うむ、俺は遊びに行くわけではないし大丈夫、ということでマルタ島!君に決めた!(雑)決めた理由はヨーロッパ人留学生が多いからである。奴らの文法はぐちゃぐちゃなのに臆せずにガンガン話せる器量は見習いたいし、良き話し相手になると思ったからだ。たくさんのヨーロッパ人がいますように。ちなみに夏期の間は留学という面目でバカンスをしにくるヨーロッパが非常に多いらしい。マルタ島の海はかなり透明度が高く、ダイビングやマリンスポーツのアクティビティが盛んに行われているらしい。日本人にとっては馴染みのない国ではあるが、色濃い歴史の色を街に残しつつもそういった側面も持ち合わせている。


赤いピンがあるところがマルタ島だ。ちっさいのでもはやピンしか見えない。うひっ


マルタ共和国はイタリアの南に浮かぶ島国で、面積は316㎢。小さいねー。東京23区や琵琶湖、淡路島の半分くらいの大きさである。通貨はユーロで、首都は城塞都市バレッタにある。公用語はマルタ語と英語らしいが、現地民同士で話すときはイタリア語やマルタ語がほとんどであるらしい。街並みを見てもヨーロッパ!!!という感じがしてワクワクしてくる。ヨーロッパには一度だけ足を踏み入れたことがあり、イタリアのヴェネチアに行ったことがある。街のどこを切り取っても美しく、なじみのない私からするとオサレに映ってしまう。マルタもそんな感情を呼び起こさせる国だ。



カリフォルニアかな?


はぇーすっごい。昔からこんな城だとか古い建物は大好きなのでたまらん。


語学学校での授業料は8週間で1400ユーロ、月曜から金曜まで1日に6コマあるので週に30レッスンある。マルタにある語学学校の授業時間はほとんど45分なので1日に最低でも270分は英語に触れられるというわけだ。事情や求める能力、留学する理由やその人が持つスキルも様々なのでマルタが最適解!とはいかないが、それなりの英語力があるけどお金がない人にはもってこいではないかと思う。逆に英語全然でゲス…(´・ω・`)という人にはぜひ本場をオススメする。
またアパートメントでの滞在費が950ユーロほどなので授業料と合わせて2350ユーロ(31万円)ほどだ。イギリスが2か月で80万以上かかると考えると非常に良心的なのかもしれない。滞在の方法はアパートメント(寮)やホームステイが一般的で、お金持ちな人はホテルに滞在しているということもあるらしい。リッチ。
航空券は往路が7万円ほどだった。ずっと乗りたいと思っていたエミレーツ航空でゲットできたのでニッコリである。エミレーツを使用した感想なんかも書きたいですなぁ。
あと現地でかかるのが食費。どうやらひと月に約3万から5万円ほどらしいので、私の場合は6万から10万。合計すると45万くらいの計算だ。お酒がおいしいだろうし、つい飲みすぎちゃうと思うので実際はもう少しかかるとは思う。


とりあえずは往復の航空券を抑え、学校からに入学許可も下りたようなのでホッとしている。あとは諸々を準備して旅立つだけ。


ちなみにマルタから日本には直では帰らない。モンゴルに友人が留学しているのでモンゴルの首都、ウランバートルで感動の再会を果たし、そのあとモンゴルに数日滞在、そして鉄道で北上してロシアのバイカル湖で数日滞在(これが一番楽しみ)。そのあとモンゴルに一度戻り、内モンゴル、二連浩特(エレンホトと読む)を経て、中国に入り北京で万里の長城を見て天津に行き、最後は上海から船で日本まで帰るルートを辿る予定だ。うーん楽しみの一言しかない。この旅行がなければもう一ヵ月留学できただろうが、その友人がいないとモンゴルと中国は回れないのでまあよしとしよう。


ともあれマルタにいる間と旅行中は更新していきたいと思う。