到着予想よりも１０分ほど遅れてマルタに到着した。到着ゲートを出たところで学校名が書かれた紙を持ったおじさんがいたので近づいてみると待っていたよ！と。ごめんね待たせて。日本人の女の子二人も既に集合していた。ごめんね待たせて。事前に空港にあるボーダフォンでSIMカードを買えるという話を聞いていたので先に買っておきたかったが、待たせるわけにもいかないので我慢。今日これから行くつもりではあるけど店は開いているのか…

おじさんのバンは１５分ほど走り、目的地に到着。部屋は二階だが、一回からも日本なら騒音問題に発展するレベルで音楽が大音量で流れている。部屋をノックすると掃除をしている男の人が出てきた。ハゲていたのでてっきり掃除の人かと思ったのほんとに失礼。
どうやらトルコ人で、六か月の予定で勉強しに来ているらしい。自己紹介なんかをしていると奥からまた生徒が。話を聞くとまたトルコ人。お前もかい。
　
少し外を出歩いてみたかったのでぶらぶらしてみた。数十分後、部屋に戻るも、なんと、鍵が、開かない。部屋には誰もいないし中から開けてもらうこともできずにまちぼうけを食らってしまった。間違えた鍵を渡されたのか！と思ったが、あとで部屋に戻ったフラットメイトに聞くと極端に開けにくくて、コツが必要らしい。なんで鍵を開けるのにコツが必要なのか本当に謎だ。三時間ほどして部屋に戻るとフラットメイトが戻ってきていたので部屋に入れてもらうことができた。

というか、部屋のハエが多すぎる。なんなんだこの多さは。アフリカでライオンにたかるハエのごとく、キッチンやら机やらに彼らが鎮座している。フラットメイトはよく平気だなと思う。２０匹はその辺をぶんぶんしているので、気になる人はたまらないだろう。なんでこんなにハエが多いのか尋ねると、「知らないｗｗいつの間にか湧くんだよねぇｗｗ」との返事。ふざけるないつの間にか湧くわけがなかろう。マルタについてからの目標がここのハエを全滅させることに決定した。

あと、割と普通にドラッグがどうとかいう話がフラットメイトの中でされるので驚いた。多分こいつら昨晩やりに行ってたと思う。トルコ人二人は１１時なのにまだ寝てるし。マルタではごく普通なことと聞いていたが、これから留学する人はヨーロッパだからという理由できれいなイメージをもって留学に来ちゃわないほうがいい。

あとは部屋にWi-Fiが届かないとか、常に大音量で音楽が流れているとかマイナスな部分ばかり目立つが、特に気にならないのでこれからもやっていけそうだ。というか、日本基準で物事を考えて、海外でも同じレベルでいろいろと求めてしまうのは間違いだと思うので何とも思っていない。そんな感じで一日目終了。